環境福祉委員会の県外視察で札幌市に来ています。まず、札幌市自閉症者自立支援センター「ゆい」自閉症者地域生活支援センター「なないろ」を視察しました。同施設では自閉症や周辺の発達障がいがあり、二次的に行動上の問題を抱える方々にとっての生きにくさとなるさまざまなバリアを下げ、地域でその人らしい自立した生活を送れるように、ご家族や多くの関係機関との協働で自立支援を進めています。
次に、北海道医療的ケア児等支援センターを視察しました。医療的ケア児等は人工呼吸器による呼吸管理、喀痰吸引その他の医療行為を日常生活及び社会生活を営むために恒常的に必要とする子どもたちのことを医療的ケア児とよびます。(2022年全国推計値20385人)
令和3年施行の「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律(医療的ケア児支援法)」により医療的ケアが日常的に必要なお子さま(医療的ケア児等)とそのご家族が適切な支援を受けられるように「医療的ケア児支援センター」を都道府県で運営できることが規定されました。これを受け、北海道は、道内すべての市町村において、お子さまとそのご家族が医療的ケアとともに安心して生活できるよう、さまざまな相談をお受けする窓口「北海道医療的ケア児等支援センター」を令和4年6月30日に開設しました。