山口県議会の少子化人材育成確保対策特別委員会の県外視察で①福島県庁、②福島県立医科大学、③福島県立会津大学を視察しました。今回の視察の調査事項は「人材育成」で若者の県内進学・就業の促進、起業の促進等について調査しました。
①福島県は福島医科大学と会津大学の2つの県立大学を創立し人材育成に特に力を入れておられます。又、「感動!ふくしま」プロジェクトを立ち上げ、県内企業の魅力の発見や効果的な情報発信、職業体験など若者の県内定住や産業振興を支える人材の育成にも熱心に取り組んでおられます。
②県立福島医科大学は戊辰戦争の終結から間もない明治4(1871)年に設立された白河医術講議所を経て昭和19(1944)年に直接の前身となる福島県立女子医学専門学校(女子医専)が創立され昭和22(1947)年に旧制医科大学 (予科) が開学しました。その後、大学院・病院・附属研究所などを逐次設置し、医育及び研究機関としての充実をはかって来られました。平成10(1998)年 4月、幅広い領域で活躍できる看護専門職者を育成するために看護学部が開設され、さらに、令和3(2021)年4月、ふくしまの地域医療を支える専門医療技術者(理学療法士、作業療法士、診療放射線技師、臨床検査技師)を育成するために保健科学部が開設され、現在に至っています。
③会津大学は1993年の創立で日本で初めてのコンピューター専門大学として開設され、「日本のシリコンバレー」を目指すとの目標を掲げ41社のベンチャー企業を立ち上げられました。これは県立大学として全国2位の実績です。さらに全ての学位論文において、英語での執筆および学内での発表が義務付けられている等特色ある教育にも取り組んでおられます。